2013年07月11日
参拝の仕方(お寺編)
聞くに聞けない「参拝の仕方」について、昨日に引き続き本日は「お寺編」を書きたいと思います
注意:あくまで私が聞き入った一般的な参拝の仕方なので、違う場合もあります。その時は、そのお寺のやり方に従って行ってください。
1.寺院の入り口にある山門(さんもん:寺院の正式な入口)で、本堂に向かって合掌(がっしょう:詳しくはこちら)して一礼する。
2. 手水舎(ちょうずや・てみずや:参拝者が身を浄めるために手水を使う建物)に立ち寄り、身を清める。
(注意:無いときはしない)
①右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲み、左手に掛けて洗い清める。
②柄杓を左手に持ち替え、右手を洗い清める。
③柄杓を再び右手に持ち替えて、左の手のひらに水を受け、その水で口を漱ぐ。(口を漱ぐときは直接柄杓に口を付けない事)
④再度左手を洗い清める。
⑤使った柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わらせるようにして清め、柄杓を元の位置に戻します。
3.鐘楼堂(しょうろうどう:鐘つき堂)で、鐘を撞ける場合は撞く。
(注意:早朝や夜間は控え、また、お寺により禁止の場所が多いのでその場合はしない)
これは参拝に来たことを本尊様に報せ、起こす意味があります。
参拝後は「戻り鐘」といって縁起が悪いといいますので、最初に行う。
4.蝋燭や線香が用意されている場合は以下の手順で行う。
(注意:防火防犯の為、謝絶している寺院もありますのでその場合はしない)
①蝋燭は通常一本、火を着けて燭台に捧げる。
ロウソクは、仏道を照らし、心に灯す知恵の意味があります。
既に灯っている灯明からもらい火をせず、種火か自分のライターなどで点けます。
後の参拝者への心づかいとして、上の段から置くようにするとよい。
②線香の本数は(宗派によって様々で)1~3本です。火を着けて香炉に捧げる。
線香は、お祈り中にお迎えする仏様を香りでもてなす意味があります。
もらい火をせず、種火か自分のライターなどで点けます。
後の参拝者への心づかいとして、中央から差すようにするとよい。
5.本堂(ほんどう:寺院で本尊仏を安置する建物)を参る。
①鰐口(わにぐち:神社の鈴のようなもの)など、鳴らし物があれば鳴らす。
②賽銭箱にお賽銭を納める。(投げずに静かに納める)
※①と②はどちらが先でも大丈夫です。
③姿勢を正し、静かに合掌して一礼する。
神社とは違い拍手は行わない。
④本尊に向かい静かに合掌(がっしょう:詳しくはこちら)して祈る。
※ただし寺院によっては唱える言葉(本尊の真言など)が掲示されている場合、掲示されている言葉を唱えたり、
読経(どきょう、どくきょう、どっきょう:声を出してお経を読むこと)されてもよい。
⑤最後に軽く一礼して本堂を後にする。
6.山門から出る際に、本堂に向かって合掌(がっしょう:詳しくはこちら)して一礼する。
ここまで丁寧に参拝出来たら、お坊さんもびっくり&感心されると思います
ご紹介しながらも、私ここまで出来ていなかったし、でも今度TRYしてみます♪
でも一番大事な事は、作法以前に「気持ち」「心」の持ち方だと思います。
「作法通りしなきゃ」と気張らず、参拝時、手水舎や鐘楼堂を見かけたら「そういえば・・・」と思い出す程度で構いません。
皆さんの参考になったら嬉しいです
本日も勉強になった一日を過ごすことができて幸せです
皆様にとっても、素敵な一日でありますように
Posted by 浄庵(じょうあん) at
18:00
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