2013年07月22日

「山門」とは

神社に鳥居(とりい:詳しくはこちら)があるようにお寺には山門があります。kao1
白狐山(詳しくはこちら)の山門は↓こちらです。kao2


「さんもん?」・・・あまり聞きなれない言葉でしょうか?kao17
是非本日は、皆様に山門について知って頂きたく載せたいと思います。kao2
内容は、自分で勝手な解釈したものを加えて自分の知識としている内容を載せているので、間違った解釈のところがありましたらご容赦ください。kao10icon10しかし、この説明で少しでも皆さんの参考になれたら幸いですkao2futaba

山門(さんもん)とは、寺院の正門の事をいいます。kao1
お寺はもともと山に建てられたことからきています。それに伴って、寺院に「○○山」という山号(さんごう)がつけられ(例:白狐光星寺)、寺院の門も「山門」と呼ばれるようになりました。その後、平地に建てられた寺院にも山号がつけられ、その門も山門と呼ばれるようになりました。

また山門は「三門」とも書きます。kao1
古くは寺の南と東西に面して三つ、あるいは参道に沿って三つ設けられたところから「三門」と書かれたと言われます。
また一つの門でも、「三解脱門」の意味で三門とされました。
三解脱門(さんげだつもん)とは、迷いから解放される為・悟りに入る為の三つの道を門に例えたもので、「空(くう)」、「無相(むそう)」、「無作(むさ)」の意味で、もっと簡単に言えば「仏教を学ぼうとするもの」だけがここを通って中の諸堂に入る事を許される暗黙の関所の役割をしています。
(うーん…とっても難しいお話になりましたがicon10、山門も鳥居のようにicon12「人の領域と仏道の領域の境目」icon12を示すような存在だと私は思っていますkao2icon12

もっとわかりやすく言えば、「山門」「三門」はお寺の正門であり、お寺の参拝の仕方(詳しくはこちら)に、山門にて合掌一礼するのには、ちゃんと意味があるんだよと思って頂ければOKですkao2icon22

今日も一日穏やかに過ごせていることに感謝ですfutaba
皆様にとっても、本日素敵な一日でありますようにfutaba
  


Posted by 浄庵(じょうあん) at 18:00Comments(2)