2017年10月31日
お稲荷様は怖くない(*^_^*)

「お稲荷さんは怖い」と聞いたことはありませんか?
その理由や解釈は様々あると思いますが、私が聞いたお話を少し書きたいと思います
(あくまで私個人が調べたり見聞きしたことを載せるので、これが全てではありません。
間違っている場合もあるかもしれませんので、その旨ご理解した上でお読みください)
本日のブログを読むことで,少しでも「お稲荷様」やその眷属(けんぞく:お使いする者:西洋でいう:天使のような存在)である「白狐」さんを好きになってもらえたら幸いです
まず初めに「お稲荷様」=「狐」ではないです。
通称「お稲荷様」と言われる神様は、正式には「宇迦之御魂神」や「荼枳尼天」と言われる神様の事をいいます。
それぞれ「白狐」を眷属としている(使いにしている)ため、その社(やしろ)の前には「狛犬」でなく「狐」になっていますね。
また、お稲荷様は「五穀豊穣」「商売繁盛」の神様と言われております。
昔、一番の商業である農業=農作物の天敵は「ネズミ」と言われています。
そのネズミを退治してくれるのは「キツネ」でした。
(猫もそうだ!!という突っ込みはごもっともですが、そうなると話がずれるので流してください(笑))
神様は「司令塔」のような役割であり、あくまで人間に直接働いてくれるのは「狐」さんなので、願いが叶った人は、お礼として直接働きかけてくれた「狐」さんへ「油揚げ」のお礼をしていることから始まったようです。
こういった理由や行動によって、皆「お稲荷様」=「キツネ」と勘違いをしてしまうのかなと思います。
お稲荷様が怖い理由・・・
皆さんが聞いたことがあるのは、「お稲荷様の祟り」という言葉だと思います。
でも、考えてみれば・・・
神様は、毎日人々の願いや悩みを聞き、受け入れて、手を差し伸べてくださいます。
そんな仕返しするような暇はないと思いますし、むしろそんな小さい心
な訳がないと思うのです
しかし、私が思う事は、
神様は、そこにいる人々の手を合わせる「感謝の気持ち」がパワーになるのだと思います。
手を合わせてもらえなくなると、いくら神様ががんばろうとしてもそのパワーが弱くなり
まして穢れを嫌う神様ですから、社(やしろ=神様のお住まいが)汚れたりしたらますます弱くなると思います。
眷属である狐さんは、神様の眷属になるくらいですからその神様の事が大好きです
その大好きな人が一生懸命がんばっているのに、日に日に弱っていく姿をみたらどう思うでしょうか?
人にそれを伝えたくなりますし、それでも伝わらないと急にそっぽを向きたくなりますよね
「夢に見た」とか「うまくいっていた商売が急に停滞した」と言われるのはこの為かと思います。
ちなみに「狐憑き」と言われる件は、お稲荷様とは別の理由で言われることですが、「キツネ憑き」と名前で絡むこともあり混同される要因になっていると思われます。
しかしこの「狐憑き」の事や、「夢に見た」というお話を皆が、混合されてしまうことで
「お稲荷様」=「怖い」=「祟り」になったのだと思います。
以上のことから
お稲荷様は怖い存在ではないと私は思います。
(神様は何もしていない上、夢に現れるのは「粗末にしている事を伝えているだけですから」=「自己責任の末に起きた事」だと思います)
・・・でも、お稲荷様だけでなく、他の神様でもそうですが、
困ったときの神頼みをして
相手が一生懸命尽くしているにも関わらず
お礼の一言も言わないのは
「狐さん」でなくても、私達としても「失礼なこと」ですし少し考え物ですよね。
お稲荷様にも、誰かに関わることと同じように接してほしいと思う私です。
本日も皆様にとって素敵な一日でありますように