白狐山ブログ　～浄庵のブログ～

８月24日まで行われた【白狐山　東のモリ供養】ですが
大変なコロナ拡大の中、足を運んでくださいました皆様、ご協力くださいましたお檀家様
どうもありがとうございました。

期間中にお会いできた方には
モリ供養限定御開帳【地獄絵図】
のご説明もさせて頂きました。

何事も一つ一つ意味があり、
それを純粋な心で耳をかたむけてくださった方々の姿に
何とも暗闇を照らす光に感じた私なのでした。

今はコロナで、本当に沢山の方が
心を痛めている、苦しんでいる方が多いですが、
そうした余裕がない毎日の中でも
私の話を聞ける　ほんの少しの心のゆとりがある
ということは、まだ未来に希望が見えると感じた瞬間でした。

また来年、皆様にモリ供養でお会いできるときを楽しみにしております。

本日も皆様にとって素敵な一日でありますように
  

山形県庄内地方風習　【モリ供養】（西暦2000年国指定無形文化財）が始まりました。

山形県庄内地方では、
お盆に帰ってきた御霊は送り盆が終わると「モリの山」に一定期間留まり、
その後月山へ登りやがて昇天してあの世へ戻るといわれております。
このモリに留まっている間に「モリ供養」といわれる追善供養をおこなうことで、
その御霊は功徳が積まれて極楽へ更に近づくといわれております。

白狐山　「東のモリ供養」は、鶴岡市清水の森の山に次いで最古のモリ供養です。
【8/21～8/23】朝6：00～午後3：00
【8/24】　　　朝6：00～午前11：30
【8/23モリ供養中日：古来の儀式にてモリ供養をおこなうため、モリの山の上にて供養致します】  

先日よりまた不思議なお話が沢山私に舞い込みました。
ありがたいお話ばかりです( *´艸｀)

特に、不思議であり、嬉しいお話をお聞きしたのでご紹介いたします。

千葉県にお住いのH様
H様は小学４年生の頃に初めて白狐山に来て、それから信心深くご信仰してくださっております。
当山よりお稲荷様を御分霊（ごぶんれい：お稲荷様の神さまを分けてもらう）されて、
おうちに屋敷稲荷様（やしきいなり：田畑や家にお祭りするお稲荷様）をお祀りして、大事にされています。
Ｈ様は、毎日お稲荷様へ挨拶をして、朝と夜はロウソクを灯しております。
また毎月１日と15日（←お稲荷様のご縁日）には、お酒を挙げているそうです。
家を留守にするときは、「留守番お願いしますね」とお声をかけているそうで、
まるで家族のようにしてくださるおはなしに涙が出ました。

そんなＨ様は数年前に山へ出かけ、その後、道に迷ったそうです。
困ったときに、二匹の狐に出会ったそうです。
そして、その狐たちは「ついてきて」といっているような感じがして
ついていったら、自分の知っている道に無事につくことが出来たそうです。
そして、その時に「もう道が分かったわ。ありがとう。もう大丈夫」と言ったら
狐たちは森へ帰っていったそうです。
姿は、普通の狐ですが「白狐山のお稲荷様だ」と思えたそうです。

私も一度間近で　野生の狐さんに遭遇したことがあります。
私に気づいた瞬間、とーーーーーっても早く走って逃げられました。(;'∀')

せつない・・・。
と思った私の感想はいいとして、(;'∀')  

2022年８月５日
3年ぶりに、曹洞宗山形第三宗務所主催、教化指導員主管による
【緑陰禅（りょくいんぜん）のつどい】が白狐山光星寺にて行われました。
（今年も会場に選んで頂きましてありがとうございます。）

主に、庄内地方の小学3～6年生対象の坐禅会です。
例年では、2泊3日にわたり行われる坐禅会です。

「人を思いやる心」「物を大事にする心」「自分の行いを大切にする心」を
坐禅や和尚様達の教えを通して、自分で考え、体験する　とても貴重な経験ができる催し物です。
今年はコロナの影響を考慮して「半日間」の坐禅会になりました。
若い和尚様達は、しっかりと熱中症対策や除菌対策をされ、安全に行われました。

おかげさまで、参加した子供たちは、
「楽しかった」
「また来たい」
と帰り際に話しておりました。  

本日も朝４時起床した東堂さん。
3時間かけて池の回りを綺麗にしておりました。✨️
ほぼ一年の360日近く毎日外の整備をしてくださる和尚様
とても70代とは思えない体力です✨️
（詳しい動画は、Instagram　をご覧ください）